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海を飛ぶ夢

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日常生活にやっと慣れてきて DVD三昧の日々が戻ってまいりました!

ゴールデン・グローブ賞最優秀外国語映画賞受賞作品!

この映画は 前から観たいと思っていたのですが テーマがとーっても重いので後回しになっていた映画です。

主人公ラモンが20代の血気盛んな頃 海での事故で首を骨折し 全身麻痺で寝たきりになってしまう。それから28年以上もの間 彼は 尊厳死の事ばかりを願い続け 生かされ続けていた。

生きているのではなく 生かされている・・・。重い・・・。ずっしりと重い・・・。

でも 暗く描かれているわけではない。

ラモンのまわりの女性達の関わり方が それぞれ よく描かれている。

弁護士のフリアは 自分も 最終的には 植物人間になってしまう重い病気をかかえ ラモンに共鳴する。

ロサは 男運がなく みじめな人生を送ってきたが ラモンと出逢い 彼に生きる喜びを教えられる。

義姉マヌエラは それこそ 自分の息子のように 献身的な介護を続けている。

ラモンには 友達も多い。寝たきりになって20年以上も 続いている友情。

みんなに 愛されているラモン。

なのに 彼の選択は 尊厳死。

裁判では 彼の 死にたい理由は理解した。でも 死を与える事は出来ないと却下。

全身麻痺の神父が TVで 言う。「彼の家族は 愛が足りないのです。私は ラモンに会いたい。そして 彼が生きることを選ぶのを説得する。」

神父が ラモンの家に押しかけ 討論するシーンは印象的でした。

ラモンは 弁護士のフリアに 恋心を抱く 彼の 夢(空想)の中では 2人は恋人同士。

でも 実際には 彼は彼女を抱きしめるどころか 触れることすらできない。こんなに近くにいるのに 彼にとっては 何マイルも 永遠に遠い・・・。寝たきりになって28年以上 彼の人生には 楽しい事なんか一つも無かったと言う。 家族の献身的な愛は分かっている。 素晴らしい友人もいる。でも 自分の人生は人の為のものじゃない。

五体満足だったのに 事故で 動けなくなるって・・・片足が動かなくなっても 辛いことでしょう・・・。どれだけ辛い事か こればかりは・・・そうなってみないと 分からないですよね。

そして 尊厳死を望む彼の 周りの人々は どう思うのか・・・。子供が親よりも先に死ぬ事を望む親は いないでしょう・・・。他の人もそうです。愛する人が死ぬなんて・・・。

最終的に選んだ 彼の 決断は 正しい事なのか よくわからない。

でも この映画は 実際にいた人物 ラモンの手記を元に作った 真実の物語です。

そして このラモン役を演じた ハビエル・バルデムが 髪を薄くして 老け役に扮し 大熱演!とにかく 素晴らしい!!!彼の演技を見るだけでも価値がありますね!彼の表情は胸に迫ります。

エピローグの 弁護士フリアの表情も グッときます。

生と死が あまりにも 軽くなってしまった 今の世の中・・・。そんな時だからこそ この映画を観て 生と死について 考えてみるのも いいかもしれない。

とても 愛のある映画です。

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コメント

人の生と死の概念を描く映画は、
自分の考えとは違った感覚を見ることが出来るので好きです。
メディアでも、もっとこのような作品を放送して、
リアルな生と死について多くの人が関心を持てば、
今の命を粗末にする時代が少しでも改善されるかも?と思います。

投稿: ねこみち | 2008年7月26日 (土) 02時44分

詩乃 さん
結構、観てますね~感心です!!
生と死はほんと誰でもが永遠のテーマですね。
宇宙の果てに匹敵です。語りつくせば尽きない日々です。
ども、今回 田野も髪の毛 薄くしてやってましたよね・・・?あっぱれ!!

投稿: ぐっち | 2008年7月26日 (土) 03時17分

車椅子の神父の討論でのシーンは私も印象に残ってます。生と死について考えさせられる映画ですよね。

投稿: ray | 2008年7月26日 (土) 08時30分

>ねこみちさん
人間だけではなく 本当に 命が粗末に扱われている この時代・・・。本当にイヤになりますねー!毎日 ニュースを見ては 溜息が・・・。

>ぐっちさん
生と死 永遠のテーマですね!
尊厳死の問題も とても考えさせられます。
本当に 語りつくせないですね・・・。

田野さんの髪は 役作りで 薄くしてたんだー!なるほど・・・。じゃ 今度の役では 増やすのかしら?(笑)

>rayさん
この映画は レビューを書くかどうか 迷いました~。私は とーっても いい映画で みなさんにオススメしたいのですが なるべくネタバレにしたくないなぁと思ったら 言いたい事が うまく書けませんでした・・・。本当は もっともっと 言いたい事がいっぱいなのに・・・。
やはり 語りつくせない 永遠のテーマですね!

投稿: 詩乃 | 2008年7月26日 (土) 13時00分

多分、そうだと思う、彼の携帯のアドレスにりーブ21って、書こうとしたのか・・・リーフ21
って・・・それ、落ち葉じゃん!。なんて。

投稿: ぐっち | 2008年7月26日 (土) 23時40分

>ぐっちさん
アハハ(笑)!!
洒落にならないかも(笑)

投稿: 詩乃 | 2008年7月27日 (日) 00時22分

尊厳死は本当に難しい問題なんですよね。本人にしてみれば周りの愛がどうのとかの問題でなく自分自身の人間としての尊重なんですよ。でも、命ってそれだけで絶っちゃいけないものだし…この様な討論出来る映画は大好き!

投稿: miyo | 2008年7月27日 (日) 00時26分

アハハって詩乃さん ここは笑う所では無いですよ、真剣な問題なんです、生死の問題のように・・・奥深いテーマなんです。
彼にとては・・・。

投稿: ぐっち | 2008年7月27日 (日) 00時39分

>miyoさん
そうなんですよ。このような話は 熱い討論が出来ます。答えも出ないし・・・。
でも 結局 決めるのは 自分なんですよねー。
主人公の選択は 間違っているかもしれませんが
私は 尊重してあげたいと思いました。でも それが 知り合いだったり 家族だったり 愛する人だったら 尊重することが出来るかどうか・・・。
う~ん・・難しい・・・。

投稿: 詩乃 | 2008年7月27日 (日) 00時40分

「っ」が抜けました。
しまった・・・禁句です。

投稿: ぐっち | 2008年7月27日 (日) 00時41分

>ぐっちさん
これを 本人が見たら 何と思うことでしょう!?
彼は そんなに 気にしてないのでは・・・?いや・・・気にしているのかしら・・・。
奥深いテーマではあります。
初めて会った時とは 別人ですからねぇ・・・。
サンハロンに出演すると みんな 薄くなるという 噂も 冗談じゃなくなってきました。

ぐっちさんは 変わらないですね~!
でも お気をつけ下さい(笑)

投稿: 詩乃 | 2008年7月27日 (日) 00時50分

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