ナイロビの蜂
事なかれ主義の庭いじりが趣味の英国外交官ジャスティン(レイフ・ファインズ)と正義感の強い弁護士で救援活動家テッサ(レイチェル・ワイズ)。全く正反対の性格の2人が恋に落ち結婚。でも赴任先のナイロビで 妻は非業の死を遂げる・・・。
ドキュメンタリータッチで描かれた アフリカの現状は やはり物凄く悲惨・・・。なんたって 新薬の研究のために 人体実験が行われている!!!その薬を世に出すためには アフリカの人間で試して副作用が出なければOKという・・・人間の尊厳も何もあったもんじゃない!!!というか 人間として扱っていない!
テッサが殺され 初めて彼女の活動に目を向けたジャスティン。
そう!この映画は 社会問題だけでなく サスペンスの要素もラブストーリーの要素も上手く絡めあった 非常に良くできた映画です!
テッサが 新薬を巡る陰謀を暴くため命をはってまで 正義感を貫こうとする真摯な姿は 素晴らしいと思います。ただ・・・庭いじりの好きな旦那ジャスティンに 何も言わず 行動するのはいいのか悪いのか・・・?革命家って 悲しいなぁ・・・。革命の戦士としての彼女のやすらぎは 優しいジャスティンだったんですね・・・。同志と結婚しなかった彼女の選択は いいと思います。でも 旦那の立場がねぇ・・・。
ジャスティンは 浮気してるんじゃないかというゲスの勘ぐりをしてしまった自分を責め 恥 改めて 彼女に対する愛情を確信し 事なかれ主義を捨て 戦います!前半 優しい紳士だった顔が 妻の愛を背負い 陰謀を暴き 戦う男の顔になっていく様が 見事に描かれていました。 テッサのフラッシュバックを見ながら「言ってくれればよかったのに。」とつぶやくジャスティンが 切なかった!
シティ・オブ・ゴットもそうでしたが フェルナンド・メイレレス は現地の人間像を描くのが上手いですね~。フィクションとは思えない リアルさ・・・。実際にありえる話の臨場感が素晴らしい。 土の匂いを感じさせてくれる映画でした。
雄大なアフリカの大地で起こる 社会派・サスペンス・ラブストーリー。
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